第150回サークル例会 1月15日(木曜日)各務原東高校



  • 台車の上の振り子(長野)
  • 風に向かって走るウィンドカー(五島)
  • コンデンサーの接続をどう説明する?(小川)
  • 科教協ニュース原稿(石川)
  • コンデンサー・バリバリのモデル的説明(小川)
  • ミニ・ムササビ(長野)



    【台車の上の振り子】
    力学台車の上に衝突球を乗せて「カッチンコッチン」させると,全体がどちらか一方へ動き出します。
    「えっ!? 運動量保存則が破れた??」と,一同騒然となりました。
    じっくり考えてみたら分かりました。あ〜,ビックリした。









    【大きなかぶ】

    童話『大きなかぶ』をもとに手作りされた組み木でシーソーのようになっており,
    最後にネズミを乗せるとコトンッと傾いてかぶが抜ける(上がる)仕組みになって
    います。力のモーメントを利用した物理的な玩具です。
    問い合わせ先:〒432 浜松市神原町25-2 「でこぼこ工房」 森島 孝さん









    【風に向かって走るウィンドカー】

    『こどもの科学』に掲載されていた工作です。
    プロペラの回転が組み合わせギアに伝わり,風に向かって走るようになっています。









    【コンデンサーの接続をどう説明する?】

    1Fのコンデンサー1つを3Vで充電すると,蓄えられたエネルギーでゼネコン(モーター)を20回くらい回せます。コンデンサー2個を並列にして充電すると40回くらい,直列にして充電すると10回くらい回せます。(蓄えられるエネルギーが電気容量に比例することがバッチリ示せます)
    ところで,「並列にすると,極板の面積が大きくなったのと同じだから容量は大きくなる」と説明するとして,直列のときはどうやって説明していますか?
    いろいろ出ましたが,「極板間の距離が大きくなるのと同じだからから容量が小さくなる」ってのがよさそうかな。






    【電磁誘導で基本になる法則とは】

    科教協ニュース11月号,12月号に,新潟大会で発表した石川論文に関する記事が載っていました。
    でも,この記事を書かれた方に具体的な問題設定も含めて石川さんの主張の趣旨が正確に伝わらなかったようで,ずいぶん誤解されてるみたいです。
    そこで,みんなで石川さんをそそのかした結果(?),科教協ニュースに投稿するための原稿が出来上がりました。o(^-^)o
    結局,「観測者の立場(座標系)をはっきりさせて式を書かなきゃダメだ」ということに尽きるのですが,そのへんの教科書ってイイカゲンな書き方がされてるもんねー。





    【コンデンサー・バリバリのモデル的説明】

    起電盆の上で,帯電体(アルミ皿)を上下させ,アルミ皿→ネオンランプ→オーディオアンプとコードでつないで電荷の移動を音で聞く『コンデンサー・バリバリ』という実験があります。(これで分かりますか?(^_^;)
    これを「水をたたえたプールから水があふれる」というモデルで説明できないか,という提案。





    【ミニ・ムササビ】
    広島工業高校の土肥先生から,発泡スチロールの薄いスライスで作った「ムササビ」が送られてきました。(ありがとうございました!)
    輪ゴムの力で飛ばす(カタパルト式)と,素晴らしく良く飛びます。理屈抜きで,楽しみました。
    材料は,発泡スチロールスライス,ストロー,ゼムクリップの3つだけ。
    いろいろな厚さのスライスで実験してみましたが,なかなか奥が深いですヨ。














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