第182回サークル例会 3月4日(日曜日) 岐阜工業高校



  • レーザー反射光(小川)
  • 大型ラビリンスボックス(小川)
  • スターリングエンジンでGO!(村田)
  • ストリングラフィー(VTR)
  • ばね電話のエコー(長野・石川)
  • 「ラジゲジ」バージョンアップ(土肥)
  • 鉄棒人形(土肥)
  • クリップモーターで点滅する電球(石川)
  • 巨大ハンガーとピックアップ(石川)
  • ゆっくり伝わる電線(石川)



    【レーザー反射光】
    西三数学サークル会員の 鶴原明夫さんのホームページにあった実験の追試です。
    石けん水中に入れた千枚通しにレーザー光を当てると反射光が円錐状に広がることが分かります。光を当てる角度を変えてみると床に映る反射光が円になったり楕円になったり放物線になったりします。うーむ美しい。






    【大型ラビリンスボックス】

    ミラープレートを贅沢に使って,一抱えもあるような大型ラビリンスボックスを作ってみました。手で持つと薄いミラープレートはぺこぺこ凹みますが,それがボックス内に広がる「宇宙」に微妙な動きをあたえる効果を生んで面白いですヨ。






    【スターリングエンジンでGO!】

    子供の科学」2月号に載っていたスターリングエンジンカーを作ってみました。18mm試験管・10ml注射器・スチールウール・CD等でできています。試験管の底を加熱するとCDの車輪が回転してコトコト走り出します。この動画(MPEG-1ファイル,414KB)をご覧ください。
    もともとは土浦工業高校の小林義行さんのアイデアです。小林さんのホームページはこちら






    【ストリングラフィー】

    東海テレビで放送されている「てれび博物館」という番組で紹介されていた「ストリングラフィー」という楽器(?)を再現してみました。
    といっても糸電話の糸を指で擦るだけ。擦り方にちょっとしたコツがいるようです。






    【ばね電話のエコー】

    物理教育学会の「物理教育」に載っていた矢野淳滋さんの論文に「ばね電話のエコーは,ばねをかたち作る針金を伝わる横波によるもののようだ」と書かれていたことが話題になりました。
    ばね全体を「マクロな弾性体」と考えて,これを伝わる縦波(速さは数m/s〜数十m/s,ばね定数によって幅がある)がエコーを生じさせている,と実験上も計算上も説明がつくと考えていたのでちょっとびっくり。
    針金を伝わる横波の速さは千〜数千m/s(エコーの原因になるには速すぎる)のはずなんですがねえ。






    【「ラジゲジ」バージョンアップ】

    のらねこ学会広島支部長(?)の土肥さんが遠くから参加してくれました。
    前回紹介された「ラジゲジ」がバージョンアップし,かなり離れたところ(5〜6m)離れたところからでも確実に「ラジオコントロール」できます。
    圧電素子でできた発振器は「ヘルツの実験」にも使えるもので,アンテナをつけたネオン管を光らせることができます。






    【鉄棒人形】

    昔懐かしいゼンマイで動く「鉄棒人形」をモーター駆動で再現してみました。
    クランクとコネクチングロッドの接続部分の「あそび」を大きくすることで,モーターの回転は(当然)一方向であっても鉄棒の回転を不規則に反転させることができます。
    「それでどうした」と言われればそれまでですが,こういう遊び心が大切なんですよねえ。 この動画(MPEG-1ファイル,511KB)もご覧ください。






    【クリップモーターで点滅する電球】

    前々回の例会で話題になった実験。
    注意深く作った簡易モーター(クリップは使ってませんな)なら,乾電池2本で豆電球の点滅が確認できます。整流子には「割りピン」を利用しています。






    【巨大ハンガーとピックアップ】

    ハンガーの振動をコイルで拾ってアンプにつなぎ,「ゴ〜ン」という鐘のような音を聞く実験は石川さんの十八番。ところが最近のハンガーは「音が悪い」のだそうです(笑)。そこで番線を曲げて巨大なハンガーを作ってしまいました。ピックアップも細かいところがよく工夫(磁石がついているのでハンガーを磁化させて大きな音が取り出すことができる。また,振動が長持ちするようにスポンジでハンガーをホールドするようにしてある)されています。いい音が出ますよ。






    【ゆっくり伝わる電線】

    神経系を伝わる電気のように,電気がゆっくり伝わる電線がコンデンサーとコイルを使って作れます。おおざっぱに言えばこれはレッヘル線と同じ原理。コンデンサはひとつが2200μF,コイルは1.7Hだそうです。
    発光ダイオードの点灯で何秒くらい遅れて伝わったかが分かります。コンデンサ3つとコイル2つで電気が伝わるのに1秒ぐらいかかりました。






    【カルビーの紫いもチップス】

    ついにこんなものまで発売されました。カルビーの紫いもチップス。水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ性の水溶液をかけると緑色に変色します。(こんなもので実験するなっての,ハハハ)











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    サークルニュース集記事データベースファイル(テキスト,桐ver8,ACCESS2000用)のダウンロード buturicd.lzh(350KB) 【2000年7月28日更新】

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